チューリッヒの自動車保険について知りたい!
「ハロー!チューリッヒ♪」というCMは知っているけど、それ以外は外資系の保険会社ということくらいしか知らないなあ。保険料は安いのかもしれないけど補償内容はどうなんだろう・・・?
という、チューリッヒの自動車保険についての疑問にお答えします。
・とにかく安い保険料を追求する方に「ネット専用自動車保険」
・保険料と補償、サービスのバランスを重視する方に「スーパー自動車保険」
もくじ
チューリッヒはどんな保険会社?
チューリッヒは、1872年にスイスのチューリッヒを拠点として設立された世界的な金融グループです。日本でのビジネスは1986年にチューリッヒ保険会社東京支店が設立されたことが事業展開の始まりです。
以前はテレビやラジオのCMで目や耳にすることが多かったと思います。しかし、ここ数年はソニー損保やイーデザイン損保など、国内の保険会社のほうが目立っているような印象です。
各種調査では、保険料の評価が高い傾向にありますが、そのほかの項目についてはネット自動車保険各社のなかでは平均的という位置にあります。
2017年の保険料収入はネット自動車保険では業界3位なのですが、かつてはソニー損保に次ぐ2位でした。しかし、2008年に同じ外資系のアクサダイレクトに抜かれてからはその差は開く一方で、後発の国内各社にも迫られているような状況です。
2017年度のソルベンシーマージン比率は624.1で、ネット自動車保険各社の中ではアクサダイレクト、ソニー損保に続いて高い値になっています。
参考:ネット自動車保険各社のソルベンシーマージン比率(2017年)
保険会社名 | ソルベンシー マージン比率 |
---|---|
ソニー損保 | 782.1 |
アクサダイレクト | 782.5 |
チューリッヒ | 624.1 |
三井ダイレクト | 457.5 |
SBI損保 | 366.1 |
セゾン自動車火災 | 463.9 |
イーデザイン損保 | 282.4 |
そんぽ24 | 1081.6 |
セコム損保 | 619.4 |
※ 上から保険料収入順
チューリッヒには2種類の自動車保険がある
チューリッヒの自動車保険には、他社とは大きく異なる点がひとつあります。
実は、「スーパー自動車保険」と「ネット専用自動車保険」という補償内容やサービスが異なる2つの自動車保険を販売しています。
スーパー自動車保険とネット専用自動車保険、その違いは?
2つの保険のそれぞれの概要と違いは下記のとおりです。
■スーパー自動車保険
チューリッヒのホームページ(https://www.zurich.co.jp/)にアクセスすると表示される下図の画面内「自動車保険 お見積もり」から見積もりや申し込みが可能なのが「スーパー自動車保険」です。
ボタンをクリックすると
「スーパー自動車保険」と書かれた画面に移動します。
すべての手続きはインターネットだけでも完了できますが、専門スタッフと相談しながらプランを作成したり、電話や郵送での見積もり・契約も可能です。
保険料の支払い方法には年払いと分割払いが選べ、決済方法もクレジットカード、口座振替、銀行振込、コンビニ払いなど幅広く選択できます。
さらに「業界最高レベル」のロードサービスが無料でつきます。
■ネット専用自動車保険
ネット専用自動車保険は、その名の通りインターネットからの手続きに特化した保険です。
チューリッヒのホームページからこの保険の見積を取るには、トップページから「自動車保険」のアイコンをクリックして
次の画面の一番下まで画面をスクロールさせると・・・
初めて見積もりへの道が開けます。
チューリッヒがこの保険をこんなに奥まで進まないと申し込みできないようにしているのは、契約者をインターネットの扱いに慣れている人に絞り込みたいからなのかもしれませんが、とにかく保険料を安くすることに特化しているのが特徴で、見積もり、契約はインターネットのみでしかできません。
また、付帯サービスや特約も極力絞り込んでシンプルな補償内容になっており、ロードサービスも特約扱いになっています。
実は、一括見積もりサービスで見積依頼をすると、チューリッヒからはこの「ネット専用自動車保険」の見積が送られてきます。これは、価格で他社と勝負するために「ネット専用自動車保険」を開発し、紹介しているのではないかと思われます。
他にも、保険料はクレジットカードの一括払いしか選択できないので、カードを持っていない人には契約することすらできないとか、契約者の年齢も21歳~69歳までと制限されているとか、あらゆることをしてコストを抑えて保険料を安くしようとしているようです。
二つの保険の詳しい違いは公式サイトにまとめられていますのでご覧ください。
→ネット専用自動車保険とスーパー自動車保険の違いについてーチューリッヒ
チューリッヒの自動車保険の特長は3つ
上記のような違いはあるものの、チューリッヒの2つの自動車保険に共通する特長は以下の3つです。
保険料が安い
「ネット専用自動車保険」の保険料は、SBI損保と並んでもっとも安いグループに入ります。こちらの試算結果では、同居の子がいるパターンを除いで最安でした。
特約扱いのロードサービスをセットして最安の保険料なので、付帯サービスが不要な方には必要最小限まで補償を絞り込んだこの保険は向いている商品であると言えます。
「スーパー自動車保険」の保険料も安いグループに入りますが、こちらは搭乗者傷害が基本セットで外せないうえに「業界最高レベル」のロードサービスも無料でセットされるという条件での価格です。
後で触れますが、「ネット専用自動車保険」のロードサービスには比較すると見劣りする面があるので、ロードサービスが必要な場合は「スーパー自動車保険」を選ぶことをおすすめします。
業界最速レベルの初期対応が安心の事故対応
保険料の安さだけでなく、事故対応についても力を入れています。以下の内容は「スーパー自動車保険」の説明ページにのみ記載されていますが、電話で確認したところ、ネット専用自動車保険も全く同じ対応をするとのことなので、事故対応についてはどちらを選んでも大丈夫です。
特に事故受付からの初動対応は、当日20時までに受付を完了できれば土日祝日であっても1時間以内に担当者から連絡があり、かつその日中に初期対応を行うというスピードです。土日祝日でも1時間以内というのは他の保険会社にはない対応です。
保険料は「走る分だけ」
多くのネット自動車保険と同様に、チューリッヒでも走行距離に応じた保険料を設定することで、年間走行距離が少なめの方の保険料が安くなるようになっています。走行距離区分は以下のとおりで、この区分に応じた保険料が適用されます。この区分は「スーパー自動車保険」「ネット専用自動車保険」共通です。
5,000km超10,000km以下/10,000km超15,000km以下
15,000km超
契約期間中に、契約時に申告した走行距離を超えてしまった場合は、そのことが分かった時点で、速やかにチューリッヒに連絡して1つ上の区分の保険料との差額を支払う必要があります。
ソニー損保のように継続すれば差額分の支払いが不要になるようなこと残念ながらありませんが、よくも悪くもシンプルな商品になっているが故のことと思います。
チューリッヒの自動車保険の評判は?
実際のユーザーはチューリッヒの自動車保険についてどう評価しているか、実際の口コミ情報を調べてみました。
よい評価
- 保険料や事故対応、ロードサービスのバランスがとてもよい。悩んだらここはおすすめ。
- 補償内容は充実していてコストパフォーマンスが高い。ロードサービスや余計な補償がいらない人にとっては最適の保険会社だと思う。
- 事故にあってすぐにかけた電話でほとんどのことを対応してくれた。こちらから何か尋ねなくても、全て担当者の方が手配処理してくれた。
- 10:0の被害者だったのですが 何をどうすればいいのかと手順を分かりやすく説明してくれたので 安心して事故対応できた。
悪い評価
- 後ろからの追突事故を起こした。物損扱いで処理を開始したが、担当者が確定するまで8人変更されその都度不明確な点を補うはめに。処理がすべて終わるのに1年もかかった。
- 担当者からの電話連絡が来ない。担当者を変えてもらっても同じだった。
- 信号待ちの状態で追突されたのに、初めての電話で加害者扱いされ、保険を使うので3等級下がると一方的に言われた。いきなり加害者扱いされて不愉快極まりない。
- 約款に書いてあるの一点張りで保険金を払ってくれなかった。
- ロードサービスが充実していたので契約したが、お客様の契約内容では無料のロードサービスを受けられないと言われた。
(※管理者注:スーパー自動車保険のつもりがネット専用自動車保険を申し込んだと思われる)
チューリッヒの自動車保険でおすすめの補償内容は?
まずは、チューリッヒの自動車保険の詳細です。
補償内容は基本補償が充実
ネット自動車保険 | スーパー自動車保険 | |||
---|---|---|---|---|
基本補償 (自動セットされる補償) | 選択可能 | 基本補償 (自動セットされる補償) | 選択可能 | |
相手への補償 | 対人賠償 対物賠償 | 対物差額修理費用補償特約 | 対人賠償 対物賠償 | 対物差額修理費用補償特約 |
自分や同乗者への補償 | 人身傷害 無保険車障害特約 | 人身傷害(搭乗中のみ補償)特約 地震等による死亡一時金特約 | 人身傷害 無保険車障害特約 搭乗者傷害 | 人身傷害(搭乗中のみ補償)特約 地震等による死亡一時金特約 |
自分の車の補償 | 車両保険 | 免責ゼロ特約/地震等による車両全損一時金特約 | 車両保険 | 免責ゼロ特約 車内身の回り品特約 代車提供特約 地震等による車両全損一時金特約 |
オプションの補償 | 他車運転危険補償特約 | 個人賠償責任補償特約(示談代行サービス付き) 原付特約 ロードサービス費用特約 弁護士費用等補償特約 | 傷害特約/他車運転危険補償特約 ファミリーケア特別見舞金特約 | 個人賠償責任補償特約(示談代行サービス付き) 原付特約 傷害特約 弁護士費用等補償特約 |
割引の種類は少なくシンプルな構成
ネット専用自動車保険は最初から保険料を安く設定している、という理由でほとんど割引がありません。
ネット専用自動車保険 | スーパー自動車保険 | |||
---|---|---|---|---|
割引名 | 有無 | 備考 | 有無 | 備考 |
インターネット割引 | × | ○ | 保険料と継続回数により金額が異なる | |
早期契約割引 | × | ○ | ||
証券不発行割引 | × | 発行する場合、500円割増 | ○ | 500円割引 |
ゴールド免許割引 | ○ | ○ | ||
新車割引 | ○ | 保険始期月が新車登録25ヶ月以内 | ○ | 保険始期月が新車登録25ヶ月以内 |
セーフティ・サポートカー割引 ASV割引 | ○ | 自動ブレーキ割引 | ○ | 自動ブレーキ割引 |
長期優良契約割引 | × | × | ||
エコカー割引 | × | ○ | ||
ハイブリッド電気自動車割引 | × | × | ||
福祉車両割引 | × | × | ||
障害者割引 | × | × | ||
無事故割引 | × | × | ||
セカンドカー割引 | ○ | ○ |
事故対応は24時間365日、土日祝でも当日中に初期対応完了
事故対応は、2つの保険に基本的な違いはありません。
― | 概要 | 備考 |
---|---|---|
事故受付時間 | 24時間365日 | |
事故発生時の対応 | ・事故相手への連絡 ・代車の手配 ・修理工場への連絡 ・医療機関への確認 ・事故解決までの流れの説明 ・不明な点の相談 | 20:00までに事故受付が完了した場合、当日中に初期対応完了 平日・土日・祝日に関わらず9~20時に事故受付が完了した場合は「1時間」以内に専任担当者もしくは緊急ヘルプデスクから連絡が来る |
拠点数など | 弁護士ネット100ヵ所以上、提携修理工場1400ヵ所以上 | |
特長 | 曜日を問わず「1時間」で担当者から連絡が来るのは他社にないサービス |
「業界最高レベル」のロードサービスは「スーパー自動車保険」だけ
「業界最高レベル」を売りにしている「スーパー自動車保険」のロードサービスの内容と、ネット専用自動車保険の「ロードサービス費用特約」の補償内容には実は違いがあります。
まずは共通の特長です。
概要 | |
---|---|
受付 | 24時間365日 |
レッカーサービス | 提携修理工場までは距離無制限 お客様指定の修理工場までは100kmまで無料 |
特徴的なサポート | 9,500ヵ所の拠点で全国をカバー 事故で旅行が途中中止になったときのキャンセル費用50000円までサポート |
次に主な違いをまとめました。ネット専用自動車保険では、ガソリン代の支給がないという
大きな違いがあるのですが、ホームページからはその違いが分かりにくくなっています。
ネット専用自動車保険 | スーパー自動車保険 | |
---|---|---|
現場対応可能時間 | 30分程度の作業 | 時間制限なし |
ガス欠時のガソリン代 | ×(支給なし) | 年1回10リットル |
宿泊費用 | 被保険者のみ ビジネスホテルクラス | 1泊分無制限 契約車両搭乗者全員 |
帰宅費用 | 無制限 | 無制限 契約車両搭乗者全員分 |
目的地到着費用 | 無制限 | 無制限 契約車両搭乗者全員分 |
ペット宿泊費用 | 現地でのペットホテル費用または同伴していないペットのペットシッターやホテル代の延長費用を10,000円まで支給 | 現地でのペットホテル費用(1泊分)およびペットホテルまでの交通費全額 同伴していないペットの ペットシッターやホテル代の延長費用は10,000円まで支給 |
見積時に自動的に提示される3つのプラン
チューリッヒの公式サイトで見積をとると自動的に3つのプランが提示されます。
スーパー自動車保険
- 標準プラン
チューリッヒが提案する標準的なプランです。対物賠償が2000万円に限定されているのが、最近の他社の傾向とは異なっています。 - プラン比較①
標準プランと比べて、対物賠償の限度額が「無制限」に変更されます。 - プラン比較②
プラン比較①と比べて、人身傷害賠償の金額が「5000万円」に増額されています。
保険種類 | 標準プラン | プラン比較① | プラン比較② |
---|---|---|---|
対人賠償 | 無制限 | 無制限 | 無制限 |
対物賠償 | 2000万円(対物超過なし) | 無制限(対物超過50万円) | 無制限(対物超過50万円) |
人身傷害種類 | 搭乗中のみ 3000万円 | 搭乗中のみ 3000万円 | 搭乗中のみ 5000万円 |
搭乗者傷害 | 1000万円 | 1000万円 | 1000万円 |
無保険車傷害 | 2億円 | 2億円 | 2億円 |
自損事故 | 設定なし(人身傷害で補償) | 設定なし(人身傷害で補償) | 設定なし(人身傷害で補償) |
車両保険種類 | 一般 | 一般 | 一般 |
車両保険自己負担額 | 5-10万円(車対車事故のみ免責ゼロ特約付き) | 5-10万円(車対車事故のみ免責ゼロ特約付き) | 5-10万円(車対車事故のみ免責ゼロ特約付き) |
特約 | 車内身の回り品特約 ファミリーケア特別見舞金特約 他車運転危険補償特約 | 車内身の回り品特約 ファミリーケア特別見舞金特約 他車運転危険補償特約 | 車内身の回り品特約 ファミリーケア特別見舞金特約 他車運転危険補償特約 |
ネット専用自動車保険
- 標準プラン
保険料を抑えるために補償を最低限に絞ったチューリッヒが提案するプランです。車両保険は一般型ではなく、単独事故や当て逃げは補償対象外です。ロードサービスは付帯せず、対物賠償も2000万円に限定しています。 - おすすめプラン
標準プランにロードサービス費用特約を付帯したものです。 - 安心・充実プラン
おすすめプランと比べて、対物賠償が無制限になるだけでなく、地震・噴火・津波で被保険者がなくなった場合に補償される特約や個人賠償特約が追加されたプランです。
保険種類 | 標準プラン | おすすめプラン | 安心・充実プラン |
---|---|---|---|
対人賠償 | 無制限 | 無制限 | 無制限 |
対物賠償 | 2000万円(対物超過なし) | 2000万円(対物超過なし) | 無制限(対物超過50万円) |
人身傷害 | 搭乗中のみ 3000万円 | 搭乗中のみ 3000万円 | 搭乗中のみ 3000万円 |
搭乗者傷害 | 設定なし | 設定なし | 設定なし |
無保険車傷害 | 2億円 | 2億円 | 2億円 |
自損事故 | 設定なし (人身傷害で補償) | 設定なし (人身傷害で補償) | 設定なし (人身傷害で補償) |
車両保険種類 | 限定カバー(単独事故、当て逃げ補償外) | 限定カバー(単独事故、当て逃げ補償外) | 一般 |
車両保険自己負担額 | 5-10万円 | 5-10万円 | 5-10万円 |
特約 | なし | ロードサービス費用特約 | 個人賠償特約 ロードサービス費用特約 地震等による死亡一時金特約(本人のみ補償) |
チューリッヒの自動車保険でおすすめのプランや特約は?
チューリッヒの自動車保険は2種類あるので、それぞれの保険でおすすめのプランや特約についてまとめます。
スーパー自動車保険
スーパー自動車保険では「プラン比較①」に弁護士特約をつけるのが最低限だと思います。自転車事故を補償するには「個人賠償責任補償特約」、原付バイクも運転する方は「原付特約」をつけるのもよいと思います。
ネット専用自動車保険
ネット専用自動車保険を選択する方は、保険料の安さが大きな理由になると思います。とすれば、補償は最小限に絞り込まないと選ぶ理由がなくなるので、標準プランに弁護士特約をつけるだけにとどめれば、相当保険料を安く抑えることができます。
あとは、ご自身でロードサービスを用意できなければ、それをつける程度になると思いますが、その場合は私だったら、価格差とサービス内容を考えれば、「スーパー自動車保険」にしてしまいます。
地震による損害を補償する特約がある
どちらの保険でもつけられる特約に、地震に関するものがあります。自動車保険で地震が原因の損害を補償するものは少ないので、地震に対する補償が気になる方は検討する価値はあると思います。ちなみに、物と人、それぞれ2つの保険共通で下記の補償内容になっています。
- 地震等による車両全損一時金特約
地震・噴火・津波によって契約車両が全損した場合に50万円が支払われます。 - 地震等による死亡一時金特約
地震・噴火・津波による傷害が原因で、被保険者(※)が事故の日を含め180日以内に亡くなった場合、被保険者1名につき300万円が被保険者の法定相続人に支払われます。
※:被保険者は「本人のみ」「夫婦のみ」「家族」のプランを選べます。
チューリッヒの自動車保険のデメリットとは?
口コミ評価では保険料と補償のバランスの良さがあげられているチューリッヒの自動車保険ですが、どんなデメリットがあるでしょうか。
二つの保険の違いが分かりにくい
チューリッヒの自動車保険でもっとも問題だと思われるのは、二つの保険の違いがわかりにくい、という点です。
なかでも、「ネット専用自動車保険」のロードサービスの扱いに関しては、ユーザーの勘違いを引き起こす可能性が非常に高く、口コミの悪い評価にもあったとおり「スーパー自動車保険」との区別がつかないまま契約してしまうユーザーは少なくないのではないかと思います。
このようなトラブルが起こる理由は「一括見積もりサービス」で紹介される保険は「ネット専用自動車保険」であるにも関わらず、チューリッヒの公式サイトのメイン商品は「スーパー自動車保険」になっている点だと考えます。
どちらの説明ページにも、それぞれが別の商品という断り書きはありますが、その意味が分かる人は多少なりとも自動車保険に詳しくないと難しいと思います。
しかも、「チューリッヒ」で検索すると、ほとんどの場合「スーパー自動車保険」の情報が検索結果として表示されるため、上記のようなロードサービスの違いには気づけないと思います。
この点については、後日別途記事にしたいと思います。
まとめ
他社との保険料を比較するには一括見積もりサービスを利用するのが便利ですが、チューリッヒに関しては一括見積もりサービスで紹介されるのは「ネット専用自動車保険」です。
「スーパー自動車保険」について見積もりが欲しい場合は、直接チューリッヒのホームページにアクセスする必要がありますので、くれぐれもご注意ください。
- チューリッヒの特徴は「保険料の安さ」「事故対応」「保険料は走る分だけ」です。
- 二つの保険の存在がユーザーを混乱させている可能性が高く何らかの改善は必須だと思われます。
- 「ネット専用自動車保険」は最低限の補償で最安の保険料を求める人向けの商品です。普通の方は保険料とのバランスからも「スーパー自動車保険」をおすすめします。