楽天自動車保険一括見積もりはどんなサービス?使い方は?使いやすさは?
という、楽天自動車保険一括見積もりに関心を持たれたあなたの疑問にお答えします。
楽天自動車保険一括見積もりとは
楽天自動車保険一括見積もりは、楽天(株)が楽天会員向けに提供している自動車保険の一括見積もりサイトです。
概要
楽天自動車保険一括見積もりを利用するには「楽天会員であること」が必須条件です。
楽天会員ではない方は、見積依頼前に会員登録(年会費は無料)が必要です。
見積依頼の手続き開始時に画面から会員登録はできますが、手続きが面倒という方は他の一括見積もりの利用をおすすめします。
→保険スクエアbang!
「楽天の保険比較」とは違うサービス
楽天グループでは、楽天インシュアランスプランニング株式会社が「楽天の保険比較」という一見よく似たサービスを運営しています。
生命保険から損害保険まで幅広い種類の保険を比較できますが、複数の会社に一括して見積もりを依頼することはできません。
「楽天自動車保険一括見積もり」は自動車保険に特化した一括見積もりサービスで「楽天の保険比較」とは違うサービスです。
楽天損保の自動車保険とは関係ない
また、楽天グループには、2018年に買収した朝日火災が前身の損保会社「楽天損保」があります。
楽天損保は最長6年までの長期契約が可能な自動車保険を始め、火災保険や地震保険なども取り扱う代理店型の総合損保会社です。
→楽天損保の自動車保険についてはこちら
したがって、ネット自動車保険だけに見積もりを依頼できる、楽天自動車保険一括見積もりとは関係がありません。
楽天が自動車保険一括見積もりサービスを運営する真の目的とは?
「楽天自動車保険一括見積もり」は、見積依頼のシステムに、比較サイトの最大手「価格.com」が運営している「価格.com自動車保険 比較・見積もり」を使っています。
もちろん、楽天がそのことを隠しているわけではありません。
トップページにそれとわかるロゴや記載があります。
さらにトップページの一番下のほうにはこんなことが書いてあります。
見積もりボタンを押すと、「価格.com-自動車保険 比較・見積もり」へ遷移します。
また、トップページから[無料一括見積もりスタート]をクリックした後の画面では[楽天_保険一括見積もりニュース]のメルマガ購読に同意する必要があります。
実は、このチェックは外せません。
(外そうとするとメッセージが表示されます)
とすると、楽天が無料でサービスを提供している真の目的は以下のように考えられます。
- 価格.comに会員情報を送り込む代わりに手数料をもらう
- メルマガの購読者数を増やす
無料で全員にプレゼントできるのは、価格.comからの手数料があるから。
そして、真の目的であるメルマガの購読者数を増やすための広告費として使っている、といったところでしょうか。
あくまでも個人的な推測なので的外れでしたら申し訳ございません。
楽天自動車保険一括見積もりを利用する意味はあるの?
楽天自動車保険一括見積もりを使っても、実際は価格.comと全く同じだったら、初めから価格.comの自動車保険一括見積もりを使えばいいのでは?
と思われたかもしれません。
ただ、違いが2つあります。
ひとつは、参加している損害保険会社の数です。
楽天では6社のみですが、価格.comは代理店型や共済も含めた15社が参加しています。
もうひとつは、見積依頼終了後にもらえるプレゼントの内容です。
価格.comの場合は「抽選で計20名」に家電が当たります。
価格.com自動車保険
商品は豪華ですが、抽選で当たらないともらえません。
これに対して、楽天の場合は基本的に「全員」がもらえます。
どちらか一つを選ぶなら、楽天会員の方は楽天を選べば確実にプレゼントをもらえます。
しかし、実際には保険の切り替え時期にはどちらからも別途見積を依頼できるので、両方から見積もりを取っても損はしません!
むしろ、見積の条件を変えて両方のサービスを使うのがもっともお得な活用方法です!
サイトの特徴
こちらのサイトには、見積もり依頼の開始ボタンのほかに、自動車保険の基礎知識などの情報も掲載されています。
「自動車保険 選び方」のカテゴリー内には、知っていると役に立つ情報が多数掲載されています。
用語集には、見積もりや保険のパンフレットによく出てくるような用語まで細かく解説されていて、辞書として十分役立つものとなっています。
口コミ情報やランキングも掲載されています。
ただし、掲載されている会社の数は限られていて、口コミ情報もとても少ないので、あくまでも参考程度までに見るのが良いと思います。
楽天自動車保険一括見積もり参加会社
基本的にはダイレクト型といわれるネット自動車保険6社に見積もりを依頼できます。
(チューリッヒ、アクサダイレクト、イーデザイン損保、三井ダイレクト損保、SBI損保、セゾン自動車火災保険)
代理店型の保険会社にも見積もりを依頼したい場合は、インズウェブや保険スクエアbang!など、他のサービスをご利用ください。
見積依頼後のプレゼントキャンペーン最新情報
楽天自動車保険一括見積もりでは、見積依頼した人全員がもらえるプレゼントキャンペーンを実施中です。
詳しくはこちらの記事をご覧ください。
→楽天自動車保険一括見積もりのプレゼントキャンペーンの内容は?応募方法は?
楽天自動車保険一括見積もりを利用するメリット・デメリットは?
楽天自動車保険一括見積もりを利用するときのメリット、デメリットを簡単にまとめました。
メリット
楽天会員であれば、すぐに利用できます。
また、見積結果の送付先住所や電話番号は楽天の会員情報から自動入力されるので、入力の手間が少なくてすみます。
概ね300~600円程度のプレゼントが、5分程度の手間で必ずもらえるのはかなりお得ではないかと思います。
デメリット
メリットがそのままデメリットになりますが、見積をするには必ず楽天会員になる必要があります。
会員にはなりたくないという方はここで読むのをやめて、他の一括見積もりをご利用することをおすすめします。
また、メルマガが強制的に配信されることを許可する必要があります。
最低一回でも受信すればその後で解除できますが、手間がかかるのが面倒と思われる方にはおすすめしません。
入力画面は使いやすいか?見積手順と使いやすさ評価
必要事項の入力画面について、見積手順と使いやすさ評価の結果をご紹介します。
入力前に用意するもの
できるだけ早く入力作業を終わらせるために、以下は用意しておきましょう。
- 契約中の自動車保険の保険証券
紙の証券がない場合は、自動車保険のマイページなどから情報を参照できるようにしてください。 - 免許証
免許取得日と色の入力が必要なためですが、覚えている人は不要です(^^) - 車検証
新車購入時や初めての保険加入で自動車保険の契約がない方はあったほうがよいです。
タイミング的に入手できない場合は車を購入したディーラーや業者から「初度登録年月」と「型式」を聞いておいてください。
見積依頼の操作手順
見積依頼の操作手順をご紹介します。
画面はPC版なので、スマホで操作される際は「クリック」を「タップ」に読み替えてください。
- 楽天自動車保険一括見積もりサイトのホームページを開く
- [無料一括見積もりスタート]をクリック
- [一括見積もりスタート(無料)]をクリック
楽天からのメールマガジン購読が必要条件になっています。スポンサーリンク
このチェックはここではオフにできませんが、購読開始後1度でも受信すれば、その後中止できます。
- 楽天会員の方はそのままログイン
非会員の方は右側の「楽天会員に新規登録(無料)してサービスを利用する」をクリック - 価格.comが楽天会員の情報を受け取ることに同意して「OK」をクリック
キャンセルすると先に進めないので「OK」を選びます。 - あなたの車についての情報を入力
自動車保険に加入しているかどうかを選びます。保険証券か車検証があれば必要事項はすべて書かれているので、どちらかを見ながら入力します。
車のナンバーは入力しなくても影響がないので「ナンバーがない」のままでも構いません。
すべて入力が終わったら[「保険内容について」へ進む]をクリックします。
- 現在の自動車保険と保険の見積条件を入力
お手持ちの自動車保険証券を参考にして必要事項を入力します。保険内容はそのままでも見積もりは可能ですが、あらかじめ保険金額や家族限定の範囲が決まっている場合はここで指定します。
入力が終わったら「運転する方について」へ進むをクリックします。
- 運転者の情報を入力
使用目的や年間予定走行距離など情報を入力します。保険料の算出に影響を与えるポイントが詰まっているので、後で困らないように正しく入力してください。
入力が終わったら[「ご契約者について」へ進む]をクリックします。
- 個人情報の確認
楽天会員の情報から転記されたあなたの名前・住所などが正しいか確認し、必要に応じて修正したら[「入力内容の確認」へ進む]をクリックします。
- 最終確認
入力内容に間違いがないかこの画面で確認します。問題なければ[お見積もりを受け取る]をクリックします。
- アンケートに回答する
この後約20項目程度のアンケートフォームが表示されるので回答していきます。最後に希望するプレゼントを選んで[送信する]をクリックします。
以後は楽天会員になっている前提で説明します。
会員登録の手順はここでは省略しますが、登録が完了するとこの画面に戻ってきます。
以上で見積依頼とプレゼント応募が完了しました。
サイトの使いやすさを評価する
見積もり依頼画面の使いやすさについて、よい点、気になる点を挙げます。
なお、ここでの使いやすさとは、操作のしやすさや画面のみやすさなどの操作性と、細かく設定が可能かなどの機能性の両方を含んでいます。
よい点
- 画面ごとのばらつきが少ない
画面ごとに必要な入力項目数が大きく変わらないため、テンポよく入力を進められます。
- 選ばれている項目が見やすい
2択、3択の項目では大きなボタンが使われていて、どれが選ばれているかが分かりやすくなっています。
- 画面上部に大まかな流れが描かれている
画面上部に並んでいる4つの見出しは、左から右に入力順を示しています。
最初から4つ入力すればよいことがわかっていると、先が見えるので安心できます。
- 次の画面に移動するためのボタン名と上の見出し名が一致している
普通なら「次へ進む」となりがちなところを、上の見出しとセットにして次に何を入力するのかまで示すことで、自然と先の操作を予測できるようになっています。
※スマホ版ではボタンに関しては「次へ進む」で統一されています。また、必須項目がすべて入力されるまでは「必須項目をすべてご入力ください」と表示され、クリックすることもできません。
これも入力漏れを防ぐよい工夫だと思います。
気になる点
- 入力を進めると表示項目が増えていく
価格.comの画面の大きな特徴ですが、どの画面も最初に表示される項目は2つか3つしかありません。ところが、ひとつ入力を進めると、下図のように次々と下に表示項目が増えていきます。
入力開始時の心理的な負荷を軽くするというメリットもあるので一概に悪いとは言えませんが、何度も繰り返されると、今度は逆にいつ終わるのかという不安も生まれます。
このやり方は、入力を省略してもよい項目に対して使うのは有効ですが、すべて入力必須な項目なので、入力して初めてわかる今回の使い方には向いていないと思います。
- 手順が多い
トップページからアンケートへの回答を完了するまで10手順かかります。10を超えると手順が多いと感じられますが、原因はサービスの提供方法にあります。
楽天自動車保険一括見積もりは、価格.comのシステムをほぼ流用して使っています。
そのため、見積もり依頼に関する入力方法は、価格.comそのものです。
そこへ、楽天のログイン画面、個人情報受け渡しの了承画面などの楽天を経由するために必要な操作が追加されているため、手順が増えています。
ただ、住所・氏名などの情報は自動入力されるので、手順数は多くても実際の手間は他のサービスとほぼ変わらないというのが私の感想です。
- メルマガ購読が必須であることがわかりにくい
サービス利用の必須条件に、メルマガの購読があります。手順説明で「チェックがオフにできない」と書きましたが、実際にオフにしようとするとこんな画面が表示されます。
このようなメッセージは、利用者に余計な不安を感じさせることになりがちです。
自分が間違ったことをしたと思って見積依頼そのものを辞めてしまうかもしれません。
分かりやすさと安心感を重視すれば、以下の改善策が望ましいと考えます。
- 「メルマガ購読に同意できる場合はチェックして」という一文を元の画面に書く
- 上記をチェックすると「見積もりスタート」がクリックできるようになる
こうすることで、自分で選んで先に進んだという意識を持たせることができます。もっとも、楽天のサービスではよくあるやり方なので、日頃楽天市場や関連サービスを利用している方は気にならないかもしれません・・・。
- 見積条件が限定されている
見積条件の入力画面では、基本補償については金額など最低限の希望は設定できます。しかし、弁護士特約やファミリーバイク特約などのオプション類は設定できません。
保険会社から届く見積もりにも特約類は設定されないため、特約の設定は別途問い合わせる必要があります。
まとめ
- 楽天自動車保険一括見積もりは楽天グループ内の保険関連の会社とは独立して楽天(株)自身が運営しています。
- 見積依頼の内容は標準的です。代理店型の保険会社には依頼できませんがプレゼントが必ずもらえるので他のサイトと併用するのがお得です。
- 操作感は価格.comと全く同じですが、楽天用に作られた画面に改善点があると思います。