保険スクエアbang!の自動車保険一括見積もりってどんなサービス?使い方は?使いやすさは?
という、保険スクエアbang!自動車保険一括見積もりに関心を持たれた方の疑問にお答えします。
保険スクエアbang!自動車保険一括見積もりとは
「保険スクエアbang!」は、株式会社ウェブクルーが日本で最初の保険比較サイトとして、1998年にサービスを開始した歴史のある比較サイトです。
概要
保険スクエアbang!では、自動車保険以外にも生命保険、バイク保険、ペット保険など各種保険に加え、電気、格安SIMなど多くのサービスを比較できるため、生活インフラの費用節約にも活用できるサイトです。
自動車保険一括見積もりは、保険スクエアbang!のなかでも、開始当初から提供されているもっとも歴史の古いサービスで、2017年6月までに400万人を超える方に利用されています。
会員登録などの条件は特になく、どなたでも完全無料で利用できます。
最短3分程度の必要事項を入力するだけで、参加保険会社16社のなかから条件がマッチした複数の会社に一括で保険料の見積を依頼できます。
2018年10月~2019年3月にサービスを利用した人のうち、加入中の保険と比べて見積もりが安くなった方を対象に調べたところ、平均で約35,000円、中には5万円以上安くなった人もいるという実績もあります。
サイトの特徴
ウェブクルーでは、「保険スクエアbang!」の他に「ズバット自動車保険比較」という名称で自動車保険一括見積もりを展開していますが、名称が違うだけでサービスの内容や入力画面は同じです。
さらに、Goo-net自動車保険一括見積もりなど外部のサイトにも自社のサービスを提供しているので、他にも操作画面がほぼ同じ自動車保険一括見積もりサイトがあるかもしれません。
また、後ほど「使いやすさ」で詳しく触れますが、入力の途中でわからないことがあったときのフォローが用意されているのは、他のサイトには見られない大きな特徴です。
一度サービスを利用すると、その後は毎年、自動車保険満期日のお知らせメールが届くので保険の更新忘れを防ぐのにも役立ちます。
保険スクエアbang!自動車保険一括見積もり参加会社
保険スクエアbang!の自動車保険一括見積もりに参加している保険会社は以下の16社です。
- アクサ損害保険株式会社
- イーデザイン損害保険株式会社
- セコム損害保険株式会社
- ソニー損害保険株式会社
- チューリッヒ保険会社
- 三井ダイレクト損害保険株式会社
- SBI損害保険株式会社
- セゾン自動車火災保険株式会社
- あいおいニッセイ同和損害保険株式会社
- 楽天損害保険株式会社
- 共栄火災海上保険株式会社
- 損害保険ジャパン株式会社
- 東京海上日動火災保険株式会社
- 三井住友海上火災保険株式会社
- AIG損害保険株式会社
- こくみん共済 coop
(順不同:2021年8月1日現在)
このなかから、見積依頼の条件(車種、等級、年齢など)と合致した複数の保険会社に見積もりを依頼できます。
ただし、対象の車が中古車かつ年式が高い場合は、見積を出してくれる会社数が少なくなるようです。
平成20年式のトヨタアクシスでは以下の9社に依頼できました。
(三井ダイレクト損保、楽天損保、チューリッヒ、アクサダイレクト、SBI損保、セゾン自動車火災、イーデザイン損保、東京海上日動、セコム損保)
見積依頼後のプレゼントキャンペーン最新情報
保険スクエアbang!無料自動車保険一括見積もりのプレゼントキャンペーンに関しては、見積もり完了後のメールで様々なお知らせがあります。
詳しくはこちらの記事をご覧ください。
→保険スクエアbang!自動車保険一括見積もりのプレゼントキャンペーンの内容は?応募方法は?
保険スクエアbang!自動車保険一括見積もりを利用するメリット・デメリットは?
自動車保険一括見積もりサイトを利用することにデメリットはほとんどありませんが、インズウェブ自動車保険一括見積もりを利用するメリットとデメリットを簡単にまとめました。
メリット
比較するとインズウェブのほうが参加している保険会社は多い(20社)のですが、保険スクエアbang!も16社と多くの保険会社が参加しています。
私が実際に見積依頼をしたときに最も多くの会社から見積をもらえたのが保険スクエアbang!でした。条件の違いはわかりませんが、参考のために事実としてお知らせします。
他の一括見積もりサイトと比較して、保険スクエアbang!にしかない点を挙げると、アシスタント機能があったり、電話による問い合わせ窓口があったり、入力に困った人を救う手段が用意されていることです。詳細は「使いやすさ」の項でまとめます。
また、試算結果を比較するのに見積結果を一覧できる専用ページが用意されます。それぞれの会社から送られてくるメールを見なくても、見積もり内容を比較できるので便利です。
デメリット
デメリットに関しては、メールに関するものが挙げられます。
保険スクエアbang!のプレゼントキャンペーンはメルマガで情報が送られてくるので、購読していないとお得な情報が受けられません。
そうなると、いろいろなサービスのメールが送られてくるので、依頼申込時の連絡先のアドレスを日ごろ使っているアドレスにすると、煩わしさを感じることがあるかもしれません。
それを回避する方法をこちらの記事に書きましたのでお時間があれば参考にご覧ください。
→自動車保険一括見積もりサイトのデメリットとは?回避する方法教えます
入力画面は使いやすいか?見積手順と使いやすさ評価
必要事項の入力画面について、見積手順と使いやすさ評価の結果をご紹介します。
用意するもの
以下を用意しておくと、入力時間を短縮できます。
- 契約中の自動車保険の保険証券
紙の証券がない場合は、自動車保険のマイページにログインするなどして情報を参照できるようにしておいてください。 - 免許証
免許の色によって見積結果が変わります。 - 車検証
新車購入時や初めての保険加入で自動車保険の契約がない方はあったほうがよいです。ただし、タイミング的に入手できない場合もあるので、そのときは車を購入したディーラーや業者から「初度登録年月」と「型式」を教えてもらってください。
見積依頼の手順
それでは、見積依頼の手順をご紹介します。
画面はPC版なので、スマホで操作される際は「クリック」を「タップ」に読み替えてください。
保険スクエアbang!自動車保険一括見積もりページを開く
- [見積もり依頼スタート]をクリック
- お手持ちの車について入力
メーカー名・車名・初度登録年月を選び、加入状況を選びます。
- 車の登録・使用状況について入力
型式を選びます。ナンバーの記入は必須ではないので「ナンバーがない」のままでも大丈夫です。
続けて使用目的、予定される年間走行距離、自動ブレーキ装備の有無、別に持っている車の有無を選びます。
保険料の算出に影響を与えるポイントがあるので、ここで正しい情報を入れてください。入力が終わったら[次へ進む]をクリックします。
- 現在の自動車保険に関する情報を入力
お手持ちの自動車保険証券を参考にして必要事項を入力します。年間保険料は入力必須の項目なので、証券等で年間の支払い総額を確認して入力してください。入力が終わったら[次へ進む]をクリックします。
スポンサーリンク
- 保険契約者について入力
住所や連絡先について入力し、終わったら[次へ進む]をクリックします。
- 運転者について入力
お名前、年齢、免許証の色、おもな運転者など必要な情報を入力し[次へ進む]をクリックします。
- 保険の見積条件を設定
補償の対象にする年齢や各保険の保険金や特約などの設定についてお好みの組み合わせを選びます。
選び終わったら[入力内容の確認]をクリックします。
- 最終確認
入力内容が正しいかをこの画面で確認します。
問題なければ[見積もりを受け取る]をクリックします。
メルマガの配信を希望しない場合は、一番下まで画面をスクロールさせて、下図の赤枠で囲んだチェックボックスのチェックをすべて外してください。
これで見積依頼が完了しました。
サイトの使いやすさを評価する
見積もり依頼画面の使いやすさについて、よい点、気になる点を挙げます。
なお、ここでの使いやすさとは、操作のしやすさや画面の見やすさといった画面そのものの使いやすさと、細かく設定が可能かなどの機能的な使いやすさの両方を含んでいます。
よい点
- 入力内容を一時保存できる
2ページ目以降はPC版は画面右上、スマホ版は画面最下部に「一時保存する」ボタンが表示されます。これをクリックすると、メールアドレスとパスワードの入力画面が開きます。
入力して「保存する」をクリックすると、完了画面が表示されます。
先ほど入力したメールアドレス宛にはこのようなメールが届きます。
ここに記載されたURLにアクセスすると、下図の入力画面が開くので、登録したメールアドレス・パスワードを入力して「ログイン」をクリックすると入力を再開できます。表示されるのは最初のページですが、保存したときに入力していた項目は保存されています。
何かの都合で入力を中断しなければならない場合でも、その状態から再開できるのは便利です。
他のサイトにはない親切な機能です。 - 困った方を救う手段が複数用意されている
これも他のサイトには保険スクエアbang!にしかない特徴ですが、入力に困った方宛の問い合わせ先電話番号が全ページに明記されています。フリーダイヤルなので通話料は無料です。時間は日中限定(10:00~18:00)ですが年中無休なので、週末でも大丈夫です。
さらに、PC版だけですがアシスタントが用意されます。
これはどうやら保険スクエアbang!全体のマスコットで、カモノハシの「ばんぐぅ」らしいです。
かつてMicrosoft Wordで標準表示されていたイルカのアシスタントのように、画面の右端に「何かお困りですか?」と表示されます。このばんぐぅをクリックするとアシスタント機能が起動して、チャットのように質問に答えてくれます。
すべての質問に答えられるわけではないと思いますが、よくある質問にはほとんど対応できるようになっています。
一時保存機能といい、こうした工夫はせっかくサイトに来ていただいた方に最後までサービスを活用してほしいという意図を感じます。
また、こうした親切機能は慣れた人には逆にうっとうしく感じさせることもありますが、ばんぐぅの表示位置は画面右下隅なので操作の妨げにならないように考えられていると思いました。
- 画面上部に進捗率が数字で示されている
入力の進行度合いが具体的に数字で表示されています。自分が今どの段階にいるのかひと目でわかるので、いつまで続くのかという不安が少なくなります。 - 選べる特約が多い
ここも他のサイトと比較して優位な点だと思います。見積依頼時に選択できる特約の種類がもっとも多いです。
選択できる特約は「弁護士費用補償特約」「事故付随費用保障特約」「レンタカー費用特約」「ファミリーバイク特約」「身の回り品補償特約」の5つです。「ファミリーバイク特約」しか選べないインズウェブや、具体的な特約は一つも選べない価格.comとの差は大きいと思います。特約を最初から選択できることで、後から見積もりを取りなおす手間をより少なくできるので、一括見積もりを依頼するメリットがより大きくなると思います。
気になる点
- 入力未完了でも「次へ進む」をクリックできてしまう
必須項目の入力が完了していなくても「次に進む」ボタンはいつでもクリックできます。クリックすると以下のように未入力の項目が表示されます。
未入力の項目はひとめでわかりますが、そもそもクリックできなければ不要な表示です。また、余計な操作を許すことで何をすべきか迷いやすくなります。特にスマホでの操作を考えると、入力完了までクリックできない仕様が望ましいです。
- 入力項目が多い
管理人が調べた範囲ですが、他のサイトと比べると入力項目が多いです。中でも、保険スクエアbang!だけが入力必須項目になっているのが「現在の年間保険料」です。いろいろな分析に使いたいのだと思いますが、見積依頼用には本来不要な情報です。利用者に余計な手間を強いているだけなのでそういう項目は削って少しでも入力の手間を削減する方向に改善したほうがよいと思います。
- 知らずにメルマガに登録させられる可能性が高い
インズウェブでも同じ問題がありますが、メルマガ登録に関する設定が確認画面の最下部に置かれ、全項目がチェックされた状態になっています。画面を下まで確認することなく上部に表示された「見積もりを受け取る」をクリックすると、意図していなくてもメールがたくさん届くことになります。
一番下まで画面を見れば気づいてチェックを外すこともできるので、強制的にメルマガ登録が必要な楽天自動車保険一括見積もりよりは親切だと思います。また、後で配信解除もできる仕組みにはなっています。
とはいえ、この配置はあえて気づきにくいようにされていると言われても仕方ないと思います。
せめてひとつ前の画面で資料請求の上あたりに配置してあれば見落とすこともないですし、後で不満を言われても読み飛ばしただけということができます。
もちろん意図的な配置であることはわかりますが、こうした姿勢が自動車保険一括見積もりの悪い評判につながっているのは間違いないので、やり方を考えたほうがよいのではと思います。
- 保険スクエアbang!自動車保険一括見積もりはウェブクルーが運営する保険一括見積もりサイト「保険スクエアbang!」の自動車保険版です。
- 一括見積もりサイトの老舗的存在で、主要損害保険会社がほぼ参加しているのでより多くの保険会社から一度に見積もりを入手できます。
- 使いやすさに関して、メルマガ登録確認の位置や入力項目の多さなど改善点はありますが、問い合わせ先表示やアシスタント機能などここにしかないメリットもあります。