メガ損保のひとつであるあいおいニッセイ同和損保は、ドライブレコーダーを活用した自動車保険商品を2019年から販売しています。
そのあいおいニッセイ同和損保から、ドライブレコーダーが記録した走行データによって保険料を割引く新しい自動車保険「タフ・見守るクルマの保険プラス」が2020年1月より発売されます。
この記事では、あいおいニッセイ同和損保の新商品「タフ・見守るクルマの保険プラス」についてまとめました。
もくじ
「タフ・見守るクルマの保険プラス」の概要
あいおいニッセイ同和損保が、2020年1月から発売される新しい自動車保険「タフ・見守るクルマの保険プラス」は、ドライブレコーダーが記録した走行データを分析した結果、安全運転と認定されると次回の保険更新時に保険料を割り引くというものです。
保険料の割引率は記録された走行データを分析して算出される「安全運転スコア」によって決まります。
「80点以上」は8%、「60~79点」は4%、「59点未満」は割引なしと設定されます。
新商品は後付けドライブレコーダーのデータを保険料に反映する日本初の自動車保険
あいおいニッセイ同和損保では、これまでに「タフ・つながる車の保険」という商品で安全運転スコアによる保険料割引を導入していました。
ただし、この自動車保険は指定のカーナビが取り付けられた乗用車かつ指定の通信サービスと契約した車に限定されていました。
あいおいニッセイ同和損保のホームページにも商品紹介はありますが、実は条件を満たすのはトヨタ車の一部車種に限られていました。
(ホームページ上にその記載はありませんが・・・)
今回の商品は、後付けのドライブレコーダーを搭載した車であれば、メーカーを問わず契約できる点が重要なポイントです。
ドライブレコーダーは指定のものしか使えませんが、後付けのドライブレコーダーのデータを使って安全運転の度合いを判定し保険料に反映する日本初の保険となりました。
この安全運転スコアの結果による保険料の割引は、等級制度や免許の色などの従来からの割引制度に加えて適用されます。
ですので、20等級になってから長年保険料が下がらないという方でも安全運転に気をつけることで毎年8%の割引が受けられるようになります。
プレスリリースによれば、「タフ・つながる車の保険」の加入者の事故頻度は、同じ車種で通常の自動車保険加入者と比べると25%程度抑えられていて、交通事故の未然防止効果も確認できているそうです。
今回の新商品の登場によって、対象となる車がトヨタ車以外にも大きく広がることで、保険契約者の増加を見込んでいると思われます。
また、今後、他のメガ損保でも同様の商品が発売される可能性はとても高いと思いますので、今年中に他社からも発表があるかもしれません。
それでも安くはない保険料
こちらの記事を参照していただければひと目でわかりますが、あいおいニッセイ同和損保の保険料は他社と比べると最も高いグループに入ります。
→一番安い自動車保険とは?そんな疑問に答えます!
仮に安全運転スコアが80%を超えて、めでたく8%割引されたとしても依然として保険料は高いままです。
ダイレクト型の保険会社と比べると、最も高い部類のソニー損保でさえどんな条件で算出しても安くなることはありません。
ですので、保険料が保険選びの基準になっている方はこのニュースを見ても検討の対象になることはないと思います。
しかし、代理店型の保険会社を検討している方は、次回の契約更新時に比較対象にしてみるのもよいのではないでしょうか。
まとめ
- あいおいニッセイ同和損保から2020年1月にドラレコの走行データに基づいて保険料が割引になる保険が発売されます。
- ドラレコの走行データから算出された安全運転スコアが高いと次回更新時に保険料が最大8%割引になります。
- 今後、他社からも同様のサービスが提供される可能性が高いと思われます。
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