楽天グループの損保会社、楽天損保では自社自動車保険の契約者向けに「あんしん事故現場かけつけサービス」の提供を開始しました。
サービスの提供開始は2019年4月1日(月)事故受付分からです。
もくじ
あんしん事故現場かけつけサービスの概要
「あんしん事故現場かけつけサービス」は楽天損保が大手警備会社の綜合警備保障(ALSOK)との提携によって提供されるサービスです。サービスの概要は以下の通りです。
事故直後の現場まで来てくれる
事故を起こした直後は、誰でも不安や焦りや心配があって冷静な対応を取るのは難しい状況ではないでしょうか。
そんなときに、専用ダイヤルに電話をすると、楽天損保を経由して連絡を受けたALSOKの隊員が事故現場までかけつけ、以下のような対応を代行してくれます。
- 事故現場の安全確保
2次災害を防ぐため、三角表示板や発煙筒の設置作業をサポートします。 - 事故状況の確認
契約者から事故の状況を確認し、「楽天損保あんしんダイヤル」への報告を代行します。 - 事故現場の記録
事故車両や現場の写真を撮影して記録します。自分では冷静に対応できないときに、重要な作業を代行してもらえるのは安心です。 - ロードアシスタンスの出動要請
契約車両が自走できなくなってしまった場合は、ロードアシスタンスの出動を要請します。
※車の故障、トラブルによるロードアシスタンスのみの利用は除く
対象はASAP(個人用自動車保険〉の契約者
楽天損保にはASAP(個人用自動車保険)とPAP(総合自動車保険)の2つの自動車保険がありますが、このサービスの対象はASAPの契約者のみで、PAPの契約者は対象外となっています。
利用は無料、受付は24時間365日
サービスの利用料は無料で、保険に標準でセットされるため、特約を別途付ける必要もありません。さらに受付時間は24時間365日なのでいつでもサービスを受けられます。
最近増えている事故現場急行サービス
ALSOKと提携した事故現場急行サービスは、セゾン自動車火災の「おとなの自動車保険」で先行して実施されています。
また、ソニー損保、イーデザイン損保、セコム損害保険では、セコムと提携して同様のサービスを提供しています。
以前はネット型の自動車保険では、事故現場に担当者が来ることはありませんでした。また、代理店型の自動車保険でも対応時間が限られているため、いつでも来てくれるわけではありませんでした。
しかし、このサービスは24時間365日スタッフが現場に来てくれるという点で、契約者にとってはメリットがあるサービスです。いずれの会社でも無料で利用できるのも安心です。
もし、保険会社が自前で同様のサポートを全国的に実施するためには多額のコストがかかってしまいます。しかし、作業を外部委託することで低コストでサービスを実現しています。
現在はネット型自動車保険のほうが先行しているサービスですが、今後さらに他社も追随していくのではないでしょうか。
まとめ
- 2019年4月1日から楽天損保で事故現場急行サービスが開始されました。
- 24時間365日、無料で利用できるサービスです。
- 事故現場急行サービスは各社で導入が進んでおり、今後ますます増えるのではないでしょうか。