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自動車保険の契約期間は長期がお得?仕組みやメリット、デメリットとは

公開日:2019年4月4日
最終更新日:2020年1月4日

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自動車保険の更新手続きを毎年するのは面倒くさいな。でも、調べてみると自動車保険には契約期間が1年のもの以外に、3年など複数年契約ができるものがあることがわかった。更新頻度が少なくなって負担も軽くなるからいいことばかりのような気がするけど、メリットだけでなくデメリットもあるのだろうか。

という、自動車保険の長期契約を検討している方の疑問にお答えします。

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もくじ

  • 長期契約とは
    • 長期契約保険があるのは代理店型の保険会社だけ
    • 長期契約と1年契約の違いは等級と事故有係数適用期間の計算方法
    • 事故を起こすと長期契約のほうが損をする
  • 長期契約のメリット・デメリットとは?ホントとウソを見極める
    • 長期契約のメリット
    • 長期契約のデメリット
  • 長期契約が向いている人4選
    • 信頼できる代理店と長年契約している人
    • 面倒くさがりな人
    • 事故が少ない人、年間の走行距離が少ない人
    • 20等級の人
  • まとめ

長期契約とは

自動車保険の長期契約とは、保険期間が2年以上になる保険契約のことをいいます。

「長期自動車保険」または「長期分割払い自動車保険」と呼ばれる自動車保険は、保険期間が2年以上最大7年まで選べる長期の契約となっています。

長期契約保険があるのは代理店型の保険会社だけ

2019年4月現在で長期契約を取り扱っているのは代理店型の保険会社だけで、ダイレクト型のネット自動車保険各社では長期契約は選べません。

また、代理店型の保険会社でも、インターネット経由での申し込みはできないようですので代理店に直接問い合わせる必要があります。

現在長期契約の取り扱いがある主な保険会社は以下の通りです。

  • あいおいニッセイ同和損保
  • 損保ジャパン日本興亜
  • 東京海上日動
  • 三井住友海上
  • 楽天損害保険

長期契約と1年契約の違いは等級と事故有係数適用期間の計算方法

長期契約と1年契約の大きな違いは、等級と自由係数適用期間という、保険料に影響を及ぼす2項目の計算方法が違うことです。

■等級の計算方法
1年契約の場合、20等級で事故なしの方以外は毎年等級が変わります。

長期契約の場合、契約期間中の等級は保険使用の有無に関係なく変わりません。しかし、事故で保険を使うと次回の契約更新時の等級は以下の式で計算されます。

新しい等級=
更新前の等級+{更新前の契約期間-(3等級ダウン事故件数+1等級ダウン事故件数)}-(3等級ダウン事故件数×3+1等級ダウン事故件数×1)

※下線部がマイナスになる場合は0として計算します

計算例:
契約開始時の等級が11等級で3年契約の場合、3等級ダウン事故を一回起こしたときの次回更新時の等級は、
11+{3-(1+0)}-(1x3+0x1)
=11+2-3=10等級となります。

一方、期間中一度も保険を使わなかったときは、3年間無事故分の3等級アップして14等級となります。

■事故有係数適用期間の計算方法
事故有係数適用期間は以下の計算式によって決まります。

次期事故有係数適用期間=
(更新前の事故有係数適用期間-更新前の保険契約期間)÷2)+(3等級ダウン事故件数×3+1等級ダウン事故件数×1)-(更新前の保険契約期間÷2)

※下線部がマイナスになる場合は0として計算します
※計算結果が少数になった場合は小数点第1位を切り上げます

計算例:
契約開始時の事故有係数適用期間が0年で、3年契約の2年目に3等級ダウン事故を一回起こした場合の次回更新時の事故有係数適用期間は、
(0-3年÷2)+(1×3+0×1)-(3÷2)
=0(下線部を0とする)+3ー1.5=1.5
→小数点第1位を切り上げて2年となります。

事故を起こすと長期契約のほうが損をする

このような計算方法の違いによって、長期契約のほうが等級や事故有係数適用期間で損をする場合があります。上記計算例と同じ以下の条件で考えます。

  • 契約開始時の等級 11等級
  • 事故有係数適用期間 0年
  • 保険契約期間 1年/3年

3年契約の場合は、更新時も再び3年で契約したものとします。3年の間に、いつ事故を起こしたかによって等級と事故有係数適用期間がどう変わるかをご確認ください。

【ケース1】期間中に3等級ダウン事故を1回起こした場合

【ケース2】期間中に3等級ダウン事故を1年に2回起こした場合

黄色いセルは二つを比較して、より保険料が高くなるほうを表しています。3年契約の場合、4年目以降は2度目の3年契約になるため、5年目の等級や事故有係数適用期間は契約更新時の値で固定されます。

これを見ると、3年契約で事故を起こした場合、次回更新時には等級も事故有係数適用期間も低いままで固定されてしまうため、結果的に損をすることがわかります。

長期契約のメリット・デメリットとは?ホントとウソを見極める

長期契約のメリット・デメリットについて、この記事を書くために今回調べたところ、情報が古く現状が反映されていないものを数多く見ました。

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そこで、メリット・デメリットと言われているものが本当かどうかを検証しながら、本当のメリットとデメリットを考えてみたいと思います。

長期契約のメリット

■同じ契約期間中の保険料が安くなる→ホント(例外あり)
長期契約の一番のメリットが、保険料が安くなることと言われています。

契約上の等級は3年間固定されていても、保険料は1年目>2年目>3年目という順番で、原則として毎年安くなっていきます。

例えば、三井住友海上の「GK車の保険ニューロング」では、2年目、3年目の保険料は1年契約で等級が上がったときの保険料より約2%安くなるように設定されていますので、事故の有無にかかわらず3年間合計の保険料は必ず安くなります。

3年契約1年契約
保険料等級保険料等級
1年目¥41,10017¥41,10017
2年目¥39,61017¥40,42018
3年目¥38,97017¥39,77019
合計¥119,680-¥121,290-

また、あいおいニッセイ同和損害保険の「無事故祝金付ロング」の場合は、3年間無事故の場合に支給される無事故祝金を加味すると、3年間の保険料総額は1年契約で毎年更新した場合より安くなります。

ところが、楽天損保の「ASAP6」の場合、一度も保険を使わず無事故で更新を続けた場合、長期契約のほうが1年契約より高くなることが起こります。

6年契約1年契約
保険料等級保険料等級
1年目¥28,19015¥28,19015
2年目¥29,69015¥27,68016
3年目¥29,03015¥27,17017
4年目¥28,14015¥26,66018
5年目¥27,22015¥26,15019
6年目¥23,91015¥22,08020
合計¥166,180-¥157,930-

このように、保険会社によって保険料の設定方法は異なりますので、長期契約を検討する場合は複数の保険会社で見積を取ったり仕組みを確認したりすることをおすすめします。

■契約期間中は保険を使っても保険料が上昇しない→ホント
保険料は契約時に決定しているため、契約期間中に事故を起こしても満期までは変わりません。

■1年ごとの継続手続きが不要→ホント
毎年の手続きが面倒という方には、数年に一回しか手続きがないのは楽なのは間違いありません。

長期契約のデメリット

■契約期間中に2回以上保険を使うと次の契約時に保険料が大きく上昇する→ホント
保険を使えばそれだけ等級が下がります。2回以上使うと等級の変化も大きいので保険料が大きく上昇することに注意が必要です。

■最初の保険料が高額になり家計を圧迫する→ウソ
以前は契約時に数年分を一括払いしなければならなかったようですが、現在は長期契約でも一年ごと、月ごとの分割払いを選べるので、今となっては正しくありません。

■期間中に保険料が改定されて安くなった場合でもメリットを受けられない→ホント
約款変更などで保険料が改定されて安くなっても、契約時間中はその恩恵を受けられません。契約期間中保険料が変わらないというメリットがそのままがデメリットにもなります。

■途中解約できない場合がある→ホント
長期契約の場合でも途中解約は可能です。ただし、解約できるのは契約開始から1年おきのタイミングなので、いつでも解約できるわけではないという意味では途中解約できない場合はあります。

■途中解約すると等級で損をする→ホント
長期契約では契約期間中の等級は据え置かれます。そのため、無事故のまま途中で解約すると、契約期間が1年であれば毎年等級がアップするのに対し、長期の場合は契約当初の等級が引き継がれます。

もし、11等級で3年契約した場合、無事故のまま2年目で解約すると、引き継ぎ先の保険会社でも11等級になります。1年契約であれば、無事故なら12等級になるので等級を1つ損をすることになります。

長期契約が向いている人4選

長期契約にもメリット・デメリットがありますが、それではどんな人が長期契約に向いているのかを私の独断で選んでみました。

信頼できる代理店と長年契約している人

代理店の担当者と良好な関係があってよほどのことでもない限り継続するつもりという方には、更新頻度が少なく、保険料が安くなる長期契約はおすすめです。

もし、楽天損保のように長期契約のほうが保険料が高くなる場合があっても、信頼できる代理店でしたら、それも含めてメリットがある方法を教えてくれるはずです。

面倒くさがりな人

毎年の更新や保険会社を変えるなど自動車保険に関する手続きが面倒でできる限り手間を減らしたい人には、検討する価値があるのではないでしょうか。

事故が少ない人、年間の走行距離が少ない人

長年運転してきて保険を使う事故を一度も起こしたことがない人や、そもそも車に乗る機会が少ない人は、事故を起こすリスクも低いため長期契約のメリットが活かせると思います。ただし、代理店型の保険料は全体的に高いので比較検討は必要です。

20等級の人

20等級の方は無事故を継続しても保険料が変わらない(一部の保険会社では無事故割引があります)ので、契約更新の手間の軽減という意味で長期契約を検討してもよいのではないでしょうか。

まとめ

  • 長期契約は保険会社によって2年から最大7年まで設定できますが、現状は、代理店型の保険会社でのみ選択できます。
  • 長期契約の等級や事故有係数適用期間の計算方法は、1年契約とは違います。そのため、特定の条件で長期契約のほうが等級で損をすることもあります。
  • 長期契約の一番のメリットは、同じ期間中の保険料が1年契約より安くなることです。しかし、例外はありますし、代理店型の保険は全般的にダイレクト型よりも保険料が高いので、安さにこだわる方には向いていないかもしれません。
  • それぞれ、メリットもデメリットもあります。契約する前にそのことを理解し、納得してから契約することをおすすめします。

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カテゴリー:自動車保険の仕組み タグ:事故有係数適用期間, 等級, 長期契約


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